引きこもり二次元オタ、初めてジャニーズWESTのライブに一人参戦す。【ネタバレ有】

ジャニフェス動画で衝撃的な出会いを果たし、24時間(正確には20時間)でファンクラブ入会をキメてから早3ヶ月。

(当時の愉快な墜落劇の様子はこちら↓)

rencanola-f.hatenablog.com

 


ど新規もど新規で良いところな私にも平等に到来した、WESTの音楽に生で触れることができるこのチャンス。

 


ジャニーズWEST LIVE TOUR 2023 POWER

 


しかしながら私はどうしても都合が付かない日程が多く、申し込める場所がかなり少なめ……。

この絞りに絞られたカッツカツの申し込みで果たして当選を掴めるのだろうかと不安に駆られつつも、新規アルバムの相次ぐ情報公開に沸き続けた当落待ち期間。

 

 

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↑こちらはあまりにも切羽詰まって当落日前日に行った写経

(後日友人から「お前が写経するなんてよっぽどだから心配した」と言われる)

 


そして来る当落報告日当日。

 


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!!!!!!!!!!!!!!

 


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でっかいどう!?!?!?!?

 


と言う訳でやって参りました。

申し込んだ会場の中では私の居住地域から一番遠かった北海道!!

 

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↑お土産買いに行く道中が雄大な景色だったので一枚

 

まさかコロナ禍以前ぶりの遠出がジャニーズWESTのツアーに参戦するための北海道旅行になるとは。

人生なにがあるかマジで分からん。

更には、私の周囲のリア友にはWESTのオタクはいないのでおひとりさま参戦。

 

どうしよう。シンプルに震える。

 

正直、当日になるまで楽しみより不安でしかなかったです。いや当日もすっごい不安だった!

当選してからはたと思い出したんですけど、私、そもそもが引きこもり二次元オタ。根っからのドオタク。

 

キラキラのジャニーズのライブを一人で浴びて、果たして生きて帰れるのか問題がここへ来て急浮上。

 

私にとっては正真正銘生まれて初めてのジャニーズのライブ。そもそも、音楽ライブなんて片手で数える程度しか行ったこと無い!

ショーやトーク要素の強いイベント(ネオロマのイベントとかね)や舞台観劇(主に2.5次元)の経験は多いんですけど、ペンラがんがん振って踊って叫んでなんていうライブはいつ以来なのか思い出せないくらい前。

 

色んな意味で光が強すぎて焼かれるかもしれない。

 

果たして一人で行っても大丈夫なんだろうか? 楽しめるんだろうか? まじでジュって焼かれたら誰が私の骨拾うの?

全くの初めてだからなんか下手こいて周囲の方にご迷惑をおかけするんじゃなかろうか?

踊るのだってド下手だし、声出しなんて久しぶりだし、そもそも一人だから出来るか分かんないし。

 

いや、それでもやっぱり彼らの音楽に生で触れてみたい!!

 

 

あまりにも不安と楽しみが入り交じりすぎたのか、ライブの一週間前くらいから「当日風邪を引いて行けなくなる」という悪夢を見るようになるほどでした。

楽しみにしていた海外旅行の寸前で、体調崩した上に緊急入院したせいで旅行自体がパァになったというトラウマが連日連夜蘇ってくる……。

 

そんな中で迎えた当日。

ちゃんと持ち込んだ体温計で体温が36度台なのを確認!

行ける! バッチリ! トラウマ打破!

 

 

でもめっっっっっちゃ不安。

 

 

 

 

なんかもうよくわかんない緊張でずっと吐きそう。

 

 

折角北海道に来ているのに、緊張すごすぎてまるでお腹が空かないんですよ。お前は観るだけでなんもしないのにな!

ライブが夜だったのでとにかく何か食べないと途中でガス欠起きる! ライブ中に具合悪くなるのは最悪!! って思って無理矢理に朝ご飯と昼ご飯を叩き込みました。

次の機会があればもうちょっと美味しく北海道のご飯を食べたい。

 

お土産もちゃんと買ったし、もう一回ホテルに戻って仕度を調えて

さて余裕をもって会場にいくぞ! と思ったのですが。

 

 

自分が深刻な方向音痴であることをつい忘れていました。いやあっちの道で行けると思ったんだ……。でもなんかよくわかんないデパートの中に迷い込んでしまって……。

よく前日、ホテルまできちんと1人で辿り着けたもんだと自分でも思います。

 

ちなみにこの私の深刻な方向音痴っぷりがライブ後に大爆発します。

 

 

そしていよいよ始まった、私にとって初めてのジャニーズのライブ。ジャニーズWESTのライブ。

 

 

【以下からネタバレあります。ご注意下さい。】

※)私がどうしても青色濃いめなので視界が偏りがちです。ご了承ください。どう考えても眼と脳があと6セット必要だった。

 

まず中山きんに君の諸注意から最高に面白い!!

WESTが横からちゃちゃ入れているのも可愛いし、きんに君が諸注意ほぼ読めてないのも面白いし!

あのコラボの時にこんなことまでして下さっていたんだ! とめちゃくちゃ嬉しいサプライズ。

ここの笑いでビリビリと身体を焼くような緊張がだいぶ解れた気がしました。嘔吐回避! ありがとうきんに君!!ヤー!!! 

 

しかし未だ「一人で声出しできるかなぁ?」って不安だった私。

そして始まったメンバー紹介映像。

 

えっっっっっっぐいくらい全員格好いい。

 

え、だってミクジュの紹介映像、あんなにかわいー感じだったじゃん。

いや確かに、会場のセットも格好よくごつめな感じではあるけれど、こんなゴリゴリで来るんですかWEST!?ひえっ。

 

そして満を持してのメンバー登場

 

 

声出たー! 

めっっっっちゃ声出たー!!

自分でもびっくりするくらい出たー!!!

何もかもがすんげー杞憂ー!!!!

 

いやだって目の前にホンモノがいるんですよ。

テレビやスマホの映像で観てた人たちが、目の前に居る。そこにいる。

なんかもう叫びながらも不思議な感覚に見舞われてました。

 

ジャニーズWESTって実在した。

 

そんな当たり前のことを噛み締めている間に、曲が始まって……。

それがまさか1曲目から「僕らの理由」でかっ飛ばしてくるなんて!!!

 

泣いた。(早すぎる)

 

いや泣くって。

恐ろしいことに今回頂いたお席がとても良くって、目視で歌っている彼らの表情まで全部観ることが出来たんですね。

 

1曲目からこちらがひりつくほどの熱量がぶつかってきて正直驚きました。

それくらい彼らの顔が、表情が真剣そのものだった。

「伝えたい!」という熱量と迫力が動画で見ていたそのまんま、いやそれ以上だった。

 

はっきり言ってしまうと彼らにとってこの公演はもう終盤戦も良いところで、正直「慣れ」のようなものが蔓延っていても仕方が無いと思うんです。

でもそんなの一切無かった。数十公演やってきたっていう慣れた感じが全く無かった。

それくらいプロとして当然! なのかもしれないですけれど、それって凄く凄く難しいことだと私は思うんですよね。刺激に慣れてしまう生き物なのが人間。

プロフェッショナルってきっとこういうことなんだろうなぁ。

 

僕らの理由が1曲目で度肝を抜かれた訳なんですけれど、後から考えてみれば良く練られているなぁとも思いました。

曲中にしっかりとしたコーレスがあるので、観客の声出し練習にもなっている。

声出していいんだよ! いっぱい声出して楽しんでな! って言うメッセージ代わりにもなっているなぁ~と。

お陰様で私も声出しの戸惑いみたいなのがこの1曲目で一気に吹き飛びました。

いやー、よく考えられている。

 

「ええじゃないか」がこの序盤で来たのも、私にとっては結構驚きでした。

あ、後半の〆辺りに来るんじゃ無いのか! と。

でもここで踊るのド下手くそな私も全力で振りやって楽しむことが出来ました。

 

なんかここで思い直したんですけど、全然振り下手くそでも全然出来て無くてもどーでもいいんですよね。

周囲のご迷惑にならない程度に本人が楽しんでいれば、振りが出来てるとか出来てないとかどーでもいいんだなって。

 

だってみんなWESTに夢中で私なんぞ見てる訳ないし!! あたりまえの話!!

 

なんかあれこれやらないと! ちゃんとやらないと! って気にしすぎだったなーって今では思います。

むちゃくちゃなフォームでもライブ中はだっれーーも気にしません。当然。だってお前なんて誰も見てないもん。

 

この辺ですっかりWESTのライブの空気感に慣れたんですけど、ここで「WEST NIGHT」が投入されて更にボルテージ上がったな~!

私のむちゃくちゃダンスも加速する。めっっっっっちゃたのしー!!!!

 

1人とか1人じゃないとか、マジどうてもいーくらいたのしー!!!

 

私の周囲は当然ながらことごとくお連れ様がいらっしゃってる方々ばかりだったんですけど(多分、1人参加は私だけだった)

 

曲始まっちゃえばそんなの関係ねぇ!!!

 

ノったもん勝ち!!!

神ちゃんのTikTok動画であらかじめ予習はしておいて良かったとは心底思いました。

少しでも振りが出来ると、楽しさの度合いが違う!!

あの手の振り付け動画、他の定番曲でも欲しいな~。ありがたかったな~。

 

そっから「週刊うまくいく曜日」でみんなで跳ねたのも楽しかった!

もうメンバーも会場もずーっとハイテンション!

あとこの辺でWESTの生歌の上手さと生演奏の豪華さに気付き始めました。

序盤はあまりにも興奮してしまって、曲をちゃんと聴くより「うわーーーーーーー!!! メンバーが動いてるーーーーーーー!!!!」っていう頭の悪い感動で占拠されてしまっていた。

よくよく考えればWEST NIGTHもあのテンポの歌詞を正確無慈悲に叩き込んでましたね。こわい。すごい。

 

生演奏生歌。

WESTが好きなジャス民にとってはもしかしたら当然のことなのかもしれないですけれど、他ジャンル歴が長い私はとても贅沢で豪勢なことだとしみじみ感じます。

私がいたジャンルだと生演奏なんて滅多にないことで、それがあるとキャストさんが言及するくらいのレアケースでした。

まぁでもそれって音楽ジャンルじゃないじゃん、と言われてしまえばそれでお終いなんですけれどね。

畑が違えば何もかんもが違うものだと痛感するばかりです。

他のジャニーズのライブもこんな感じなのかなぁ~? 凄いなぁ~。

 

ここから映像を挟み、空気感が全く違うものに。

 

暗く落とされた照明の中、始まったのがスタンドマイクでの「Rewind it Back」

 

全員えっちい(IQ5の感想)

 

いやさっきまで「週刊うまくいく曜日」でロックで跳ねてましたやん。

みんなできゃっきゃやってましたやん。

 

ここがWESTの怖いポイントですよね。

 

曲の幅が広すぎて、その手の繋ぎ映像挟めば何しても良いと思ってる。その通りだが。

 

これもまた凄まじく有り難いことに、私の席から流星くん近かったんですよ……。

ゼログラビティもしっかり目視で拝むことが出来たんですよ。

なんならその時の表情も見えるくらいで……。

 

5曲目にして既に死期を感じている。

 

ほわーってなってしまっている状態の私に襲いかかる更なる衝撃「Mood」

 

鬼ほどダンベルを縦で振り回した。

 

周囲の方のご迷惑にならんように気を付けましたが、これは発狂せざるを得ない。

曲自体が好きなのもあるんですけど、バッチバチに踊るWESTめちゃくちゃ格好いい!!

そして炎特効めちゃくちゃ熱い!!!

あんな中を踊って歌うなんて正気の沙汰じゃない。特殊な訓練受けたプロ集団過ぎる。

のんちゃんの汗が尋常じゃなかったのを今もしっかり記憶してます。

 

そんでもって「Moodガチャ」と呼ばれているらしい件のラストなんですが。

 

重岡大毅が観客を本気で殴りに来よりました。

 

しばらく客席のどよめき止まらんかったし私も「ほひええええ」って情けない声出た。

たぶん、いや十中八九、会場のしげちゃん担当の方はここで失神した。それくらい凄かった。よく知ってるいつもの「しげちゃん」じゃなかった。

 

がっと唇を拭う仕草。獲物を射貫くような瞳の鋭さ。

全く見たことの無い、男・重岡大毅の表情。

 

いやー、えぇもんみたー。寿命伸びたんか縮んだんか分からんけどええもんみたー。

雄み凄すぎて「しげちゃん」なんて呼べる感じじゃなかった、あれ。

今も「しげちゃん」って呼ぶことに若干の戸惑いを覚えるレベルです。

 

どよめきを引き摺ったまま愉快な映像が始まり、よく知っている前奏と共に映像に友近さんが登場。

お馴染みの口上の後に始まったのはご存知「膝銀座」

 

神ちゃんの動きが非常にやばい。

 

ぬるぬる動く。こわいくらいの真顔でぬるぬる動く。その動きがあんまりにも面白すぎる!!

ありがたい事にぬるぬる動く神ちゃんを間近で見ることができました。

アレ絶対、真剣に観客を笑わせに来ている。

 

膝銀座が生演奏なのも非常に豪勢で笑ってしまった。いやほんとお洒落な曲ではあるんですけれどね! 歌詞がね! 歌詞が!!

こういう所も一切手を抜かないところがWESTらしくて凄くいいなって思います。

 

そんでもって私がこのライブで一番驚いたと言っても良いくらいの「アンノウン」が始まる訳ですが。

 

私が見ていた位置が、丁度彼らから見て斜め後ろの位置だったんですね。

正面ではなかったんですけれど、寧ろこういう位置からパフォーマンスを観る機会って中々滅多に無い、というかライブでしか味わうことが出来ないので、いやなんと贅沢なと思った矢先に

 

流星くんがサックス!?!?!?

 

会場も「えぇ!?」ってびっくりしている。そしてピンと来た。

流星くんが某かに挑戦しているという話! これか!! と。

でも本当に驚きました。ビックサプライズ。

 

だってはっきり言って、そんなのやる必要性どこにありますか?

 

やらなくったって成立するんですよ。しちゃうんですよ。

もちろん、それは一緒にバリトンサックスを吹いてた淳太くんにも言えること。

 

そもそも二人ともあんなにも忙しい身の上。練習時間だって取るのが大変な筈なのに。

普通の生活を送っている私ですら、新しいことにチャレンジするのは億劫で面倒で大変なのに。

 

なんでそんなに頑張ってくれるんだろうか、って考えたときにきっとそこには「観に来てくれたお客さんを喜ばせたい」っていうとても純粋な思いがあるんだろうなって感じました。

もちろん生き馬の目を抜くような業界ですから、常に進化して新しいことに取り組まなくちゃならないっていうのが彼らの宿命でもあるんですけど。

それでもこんなに真摯に色んな姿をファンに見せようとしてくれるのは、彼らの誠実さなんじゃないかと思います。

 

流星くんのサックスを吹くシルエット。斜め後ろの絶妙なアングル。会場に響き亘る真っ直ぐで伸びやかな音。

 

その何もかもが美しすぎました。めっちゃ泣いた。

泣いたけど、この姿だけは絶対に覚えていようと必死になって目と脳に焼き付けました。

私にとって、この先に訪れるであろうしんどい時のお守りになる光景でした。

(ちなみに淳太くんは悔しいことに私の居るエリアからは逆サイドだったのでよく見えなかったんですよね映像はよ欲しい

 

あとアンノウンのWESTの声がめちゃくちゃ柔くて綺麗だった〜。平均年齢30歳に突入した大人なグループならではの色香が漂ってて、めちゃくちゃロックグラス煽りたくなりました。

あのジャニーズWESTでディナーショーとかどうですかね??? WESTの曲には無性に酒精を煽りたくなる曲が結構あるので映えるとおもうんだよなぁ~。

 

そこからまた曲調がガラッと変わって「Strike a blow」「サムシング・ニュー」と続く訳なんですけれど。

どちらの曲も凄い良かった……。特に「Strike a blow」はほんと、フェスでも聴きたいな~。多分響き方がまた違うんだろうなぁ~!

先ほどまで柔らかくて綺麗だったWESTの声が神ちゃんのギターサウンドに合せて一変したのも凄かった。

曲に合せて全員が声の質を変えることが出来る希有なグループなだと改めて思います。

 

あと忘れちゃいけないのがガスの演出!! 運の良いことに私の視線の延長線上ジャストにしげちゃんと流星くんが立ってくれたんです!

それだけでも眼福だったんですけど、しげちゃんが唐突にガスを流星くんに向けてぶっ放しまして。

まぁそれを受けて黙っている流星くんではない訳で。

意地と意地のぶつかり合い。悪く言えばガキとガキ。

本来客席に向けるべきガスをお互いに向けてやり合うという同期のじゃれ合い喧嘩を生で摂取できて大いに沸きました……。

個人的にはここから更に沸くポイントがありまして、しげちゃんとのガス掛け合いが一段落して客席に向けてガスを放つところでも、向きを間違えて自分に向けてガスをぶっ放し「うおっ」ってなっている藤井流星があまりにこちらの期待通りの藤井流星で最高でした。

私は君のそういうところがめちゃくちゃにすき。

 

そうして「サムシング・ニュー」では目の前に流星くんが来たんですけれど、こっちは向かずに背中で。またそのスポットライト下での逆光になった背中があまりにも美しくて。

こちらを向かない君があまりに美しい。もうあのシルエットにめちゃくちゃに感動してしまった。

 

だってこんな背中アングル、絶対にライブでしか堪能できない!

 

あー私、WESTのライブを生で観てるんだーって益々実感した一時でした。

あとスポットライトって本当に眩しいものなんですね。目が眩んだ~。

あの目映さを一身に浴びて受け止めている7人は凄いなと改めて痛感するばかりです。

 

ここから映像を挟んでユニット曲の1発目。

まさかの1発目から「エゴと一途」

 

私が居たのは濵󠄀ちゃんブロックだったんですけれど、ブロックごとにペンラの色がバチッと揃ってたの凄かったし綺麗な光景でした。さすがジャス民さんだな~!

あとやっぱり間近で観てたので濵󠄀ちゃんのパフォーマンス!! 声!! 色気!!

 

ファンサの丁寧さもさることながら、一つ一つの所作が帝王と呼ばれる所以ここにありって感じで「これはライブでファンになる人の気持ち分かる」って生唾呑み込みました。

濵󠄀ちゃんの色気って暴力的なんでほんとギャップ凄すぎてコロっといってしまう。

 

あと演出が天才。

幕を落とした上にはシャンデリアが輝いているって誰が考えたのよ……。天才。

赤の幕が色味としてかなり利いてて鮮明に覚えているんですけれど、あとから他の方のツイートで濵󠄀ちゃんが「あなたのこと独り占めする夢見てる」で幕を首に巻き付け、狂気じみた表情をしていたというレポを読んで、ほわぁ……と頭抱えてしまいました。

個人的には凄くしっくりきました。なるほど、だから赤か。

そんな風に色んな想像を巡らせてしまうことが出来る演出って凄いな。

 

そこからステージが切り替わって「真っ直ぐ」に。

音源でも驚きましたが、二人のアカペラから始まるこの曲。WESTの中でも高音域を綺麗に発することができる二人だからこその出だし。

音源聴いたからこそ、ライブでこの曲聴くのがとっても楽しみだったんですけど。

 

いやぁ、良かった。(月並みの感想)

 

これはTwitterでも言ったんですけど、正直なところ個人的には曲の世界観にあまり同調できないタイプの人間でして(私にとって別れの曲はいつだってCoccoのカウントダウン)

だからこそ音源聴いた時も神ちゃんとあきとくんの声の美しさに感動すれど、いややっぱこの主人公とは分かり合えんなぁ~っていう意見へ冷静に帰着してたんですけれども。

 

ライブでは気付いたら泣いてた。

 

曲の解釈と分かり合えんなぁ~、って思っている人間でも捻じ伏せてしまうような圧倒的実力を感じました。

言葉悪いですけれど、暴力的な綺麗さだった。今、反芻しても二人の声が鼓膜の奥で反響しているような気がする。

 

このまま次のユニット曲に行くのかな? って思ったら、ここでまたパチン! と世界観が入れ替わる。

 

「ハルカナレ」「Big Shot」「Mixed juice」

ダンサブルなナンバーが休憩なしでダーッ!! と一気に雪崩れ込んできた!!

特にこの3曲で個人的に「おぉ!」っと思ったのがMixed juice

まさか前アルバムのリード曲もやってくれるだなんて!! 

しかも濵󠄀ちゃんのシャウト今日もすごい!!!

円盤で観てた通りいやそれ以上!!!

 

あと歌って踊るWESTを後ろから観賞することができたのもライブならではな特典で最高でした。

この斜め後ろの画角からずっと観賞できる機会なんてまぁないので、全員の動きを舐めるように見ていました。

あー、この時後ろでもちゃんと踊ってんのか~! とか結構新しい発見があって面白かったなぁ~!

 

中でも、確かBig Shot(ミクジュかな??)では淳太くんとしげちゃんがフォーメーション移動の最中に衝突しそうになり(観てる側が若干ヒヤッとするような交錯ではあった)

淳太くんが物凄く驚きながらもびょんっとウサギよろしく跳ねてしげちゃんを回避するシーンも印象的だったなぁ。

曲終わりに淳太くんがしげちゃんどつきに行ってたのも同じく印象的。

 

そこからMCへ。

しげちゃんとぶつかりそうになった淳太くんが「今日のしげどうした!? 元気すぎ!」みたいな事いってた。

確かにその後も北海道知識をひけらかしてメンバーに「どーだどーだ!」って胸張ってるしげちゃん5歳児めっちゃ元気だった。あ、あの、一応確認したいんですけど数十分前の「Mood」と同一人物ですかね??

 

流星くんの保安検査場話も最高だった。この一連の事件をくふくふ笑いながらしげちゃんが観察してたこと含めて最高。

 

『ダーツの矢、入ってませんか』

『は……いってませんねぇ???』

「結局なんだったん?」

「歯ブラシ」

「歯ブラシ!?!?」

 

会場中の頭の中が「歯ブラシ!?!?」ってなったあの一瞬を私は永遠に忘れない。

WESTが動くとなんかしらのハプニングが巻き起こるのスター性でしかないなぁ。

神ちゃんが厚着もこもこであきとくんに「マフィアのドン」と然り気無く呼ばれてたのも可愛かった~。

淳太くんが別便でマネさんと一緒に来た時の「変なマネさん」エピも秀逸。飲みかけペットボトル大中小が鞄から出てくるのはさすがWESTのマネさん過ぎる。変。

 

会話に変な切れ目がなくずーっときゃっきゃしながら話しているWESTが、いつもYouTubeやファンクラブ動画で観ているまんまのWESTで感動したし、単純にMCめちゃくちゃ笑った。この辺で私は変な緊張を完全忘却しました。ありがとうWEST。

 

みんなそれぞれ話しつつ、しっかり水分補給したりしながら次の準備へ。

 

用意された7つの椅子に腰掛けたWEST。数秒の沈黙の後に、颯爽と立ち上がる一人の男。

 

「やっぱ欲しいか!!!!!!!」(大声)

 

そんなのんちゃんに「誰も何も言ってへん」とメンバーから総ツッコミが入るものの、会場からの「欲しい!」の声。

その途端、すんごく悪い顔になった末っ子。

 

「俺の、欲しい?」

 

その時の、のんちゃんの声色と表情。

コンマ一秒で全てを察した会場のジャス民。

 

「ほし~い!!♡」

 

いや、その悪ノリが天才。

この時の一致団結感が凄かった。目には目を、歯には歯を、悪ノリには悪ノリを。

ファンの洒落が利きまくってて最高のコーレスでした。

こののんちゃんとファンの悪ノリはしばらく続くのですが、後ろであきとくんがクソでか大声で永遠に笑ってるのも良かったし、向かいで流星くんが死んだ魚の目をして椅子にくったり座っているのも良かった。

 

そんでもって濵󠄀ちゃんがシレッと始めてしまう「似てないふたり」

あんまりにもしれっと始まってしまったので、会場のどよめきと笑いが止まらず。

あんな状態でも正確に歌う濵󠄀ちゃんに白々しく続いていくのんちゃんの不貞不貞しさ! 

 

更に会場の笑い止まらず!

 

でもこんだけみんなでゲラゲラ笑ってたのに、のんちゃんのパートが終わる辺りでゆっくりとWESTが作り出すアコースティックでやさしい世界観に取り込まれて行きました。

 

振り幅がすごいなんて話では無い。

 

さっきまでの悪ノリでゲラゲラ笑ってたことを忘れる位に、すんなりと曲の柔い世界観に落とし込まれました。

むしろ直前までみんなでげらげら笑ってたからこそ、より一層似てない二人の世界観が染み渡ったというか。

パキッと空気が変わると言うより、ゆっくりと染料が布に広がっていくかのようにスムーズにWESTが観客を引き込んでいった様は圧巻でした。

こう言うところで滲む、経験に裏打ちされた実力がWESTはすごい。

 

メンバーのみんながそれぞれに楽器持っているのスッゴく良かったー!!

ミクジュでは持ってないメンバーもいたんですけれど、やっぱり全員が何かしら楽器を持って一つの「音楽」を作ってる様がとっても素敵。

素人考えでも準備がめちゃくちゃ大変だと思うので贅沢言えないんですけど、個人的にはアコースティックコーナーもっと観たいなぁ〜って思っちゃいます。

それくらい、WESTが奏でるやさしくてじんわりとした体温のある音楽が好きだな。

 

あとここのパートでよく覚えているのは、じんわりとした曲終わりに、のんちゃんがすっくと立ち上がって

 

「みんなシェイカーやり過ぎだから! そんな振ってないから! かわいくて笑ってしまうからやめて!!

 

なんの臆面もなく会話の流れの一環としてファンに「かわいい」とすんなり言えてしまう圧倒的末っ子属性・小瀧望の恐ろしさよ。

 

あんまりにも何気ない流れだったのでうっかりしたら聞き逃すレベル。それくらいほんとシレーっと流れてった。シレーっと可愛いが向こう側に流れていった。

 

恐ろしい子!!

 

この後「もうイジってますやん!!」ってのんちゃんがぷんすぷんすしながら指差した先にあったうちわが「よっ、NICEシェイカー」だったと言うのもあまりに秀逸すぎる流れ。

ジャス民さんのセンスが逐一良すぎる。最高。

 

そして主にのんちゃんがギャンギャンしている間にいつの間にかスタンドマイク(座って使う用)をごそごそ持ってきて、準備しつつもスタンドマイクで会話に加わる流星くん。

ここでもめっちゃ藤井流星くんが藤井流星くんだった。マイペースの権化。

流星くんの全く形振り構ってないスタイルにみんなが一斉に笑っちゃったのも可愛かったな〜!

ここで自然にしげちゃんと流星くんの二人に場が引き継がれて「ぼくらしく」が始まる訳なんですけれど。

 

流星くんがギター!?!?!?

 

しげちゃんがギター弾くんかなって思ってたんですけど流星くん!? またここでもサプライズ!? そもそも流星くんってギター弾けたの!? えっ、何!? 絵画かな??

混乱する我が脳内を余所に、そこにしげちゃんのブルースハープが乗っかり二人の声が重なって……。

 

熱い。

 

熱量の凄さ。もうこの一言に尽きる。

この時間だけは「二人の路上ライブにようこそ」状態だった。

「アイドル」の二人がこういうアプローチからパフォーマンスしてくれるのもほんと素敵ですよね。

この「ぼくらしく」だけではなく、他にも路上ライブチックな楽曲があることがWESTの多面性を物語ってて私は凄く好きです。

 

最後に音を切る瞬間、しげちゃんの演奏をじいっと食い入るように見つめてた流星くんの瞳の美しさたるや。

流星くんの瞳ってなんであんなキランキランに輝くんですかね? 明確に他の人より光の取り込み量が多い。あのキランキランの正体を私は知りたい。

 

あと個人的にはしげちゃんが曲を始める際に「同期の曲です」と照れ臭そうに曲紹介をしたのがとても印象的でした。

しげちゃんってそういう「特別な関係性」みたいなものをメンバー間にさほど持ち込まないタイプなのかな〜ってなんとなく思い込んでたので「あ、やっぱしげちゃんの中にもちゃんと意識があるんだ」ってなんか当たり前のことを感じ直してしまった。

この業界での「同期」って私たちがよく言う会社の同期とか学生時代の同期とはまた1つ違った、特別なニュアンスがこっそりと含まれているような感じがして私は好きです。

 

ここでちょっとシリアスめな映像を挟んで、次に来たのが「イキテヤレ」

 

歌詞がWESTの精神そのものなんじゃないかと思ってしまうほどの曲なんですけれど、まさかその曲にラインストーンがきらきらと輝いてドレープの美しい真っ白な揃いの「THE・ジャニーズ」な衣装で来るとは!!

 

このライブで観た中でも金がかかっている衣装上位!!(ここは完全に私の所感)

 

あのラインストーンは一個一個が手縫いだろうし、あの綺麗なドレープ作るのすんごく大変。下手するとドレープが手縫いの可能性ある。こわい。あと7人の身長差があるのに、それぞれの丈感をバチッと揃えてある。採寸どうなっているんや。

っていうかそもそも論、これを7着も揃えられる伝手!! ルート!!

思わず「ッカー!!!!!!!」って喉が鳴ってしまった。

もしかしたら長年のジャニオタの方から見れば「そこまでか……?」っていう感じなのかもですが、他界隈からやってきたばかりの身の上なので非常にセンセーショナルでした。

 

札束のPOWERを感じる。

 

ここまで触れてなかったですけどセットにも札束のPOWERがしっかり見えて良かったです。

ただ派手さで言えば前回のミクジュが分かり易く「派手」だったのでそれと比較したらちょっと見劣りするかなぁと後から思いました。ライブ中はそんなの冷静に考えている余裕ゼロだったけどね!!

 

衣装に関してだと、私はWESTの衣装班のセンスがめちゃくちゃに好きで、中でも「全員デザインも素材も柄も違うものを着ているのに並ぶと何故か統一感がある」っていう演出をさせたら右に出るものなしだと思っているんですよ。

なので例えばPOWERのMV衣装のように、違うデザインだけどちゃんと「ナナコイチ」に見えるお衣装でここも来るのかなぁ~なんて思ってたところがあったんですね。

Mixed juiceあたりの赤衣装のような感じで。(あれめっちゃすき。アクスタになんないかな……)

 

そこを統一デザインで勝負してくるとは。

 

でも後から振り返ったら曲の流れ的に「たしかにここは統一デザインだ……」って唸ったんですよね。

「イキテヤレ」「Guilty」

どちらも歌詞のメッセージ性が強くて、1曲としての重量がかなり重め。

だからこそここは敢えてメンバーの個性を排するような、統一デザインで来たのかなと。

個人的にWESTのバラバラデザインがめちゃくちゃ好きなんですけれど、ここのパートではそれがちょっと邪魔になってしまうような気がしたんです。

 

でもこのお衣装のまま「パロディ」突入したのはびっくりしたんですけどね!

 

まさか「イキテヤレ」→「Guilty」→「パロディ」とは。予想できるかこんなん。

でもパロディの所にもっと重量感のある曲入れちゃったら、会場の熱が落ち着いてしまう可能性ありますよね。この辺で置かれたカンフル剤のようなパロディが利いているよな~。

メンバー同士のちょっとしたコンタクトがあって、ほっと一心地着くような可愛らしい曲で和まされたところで。

 

突然脱ぎ捨てられる、札束のPOWERをひしひしと感じる衣装。

 

あ、これ早着替え用。あ、だから統一デザイン! なーるほど理に適ってる!

なんて思う間も無く、出てきたお衣装にビックリ。

 

だれが予想できるかこんなん。(本日数回目)

 

THE・ジャニーズのキラキラアイドル衣装の下にエアロビエクササイズ衣装を仕込むのは流石にWESTだけなのではないだろうか。

そうして唐突に始まったエクササイズタイム。一斉に振り上げられるダンベル型ペンラ。怒濤の勢いで流れていくWESTの楽曲の中でもハイテンションの部類に位置している楽曲たち。

 

客席から客席を観てても画があまりに愉快すぎる。

 

ダンベルペンラだったからこのコーナーが生まれたのか、このコーナーがあったからダンベルペンラが生まれたのか。卵が先か、鶏が先か。

とにかく存分に今回のペンライトが生きたコーナーでしたね。客席の一体感凄まじかった!

 

それから「お前、どこ観てんだよ」って話になるかもしれないんですけれど、お衣装がぴったりとしている分だけ全員身体のラインががっつり出ているのも印象的で。

そんでもってやっぱ下から煽って見ている訳で、ほっそりとした足とか腰の位置の高さとか、主に下半身に眼が行ってしまう訳なんですよ。

だから自然と眼に入って来てしまって、思ったことなんですけど。

 

しげちゃんと流星くんの尻うっっっっす。

※)私の前に偶然後ろ向きで立ったのがまたもやこの2人だったので観察の餌食になりました。

 

どついたら飛んで行ってしまうんじゃないかと思えるほどの尻の薄さ。ご飯食べてるか。大丈夫か。その尻で飛行機移動とか車移動とかできるんか。大丈夫か。

あんまりにも線が細かったので「尻うっす」「足ほっそ」っていうセクハラまがいの感想で頭の中が占拠されてしまったごめんなさい。でも観察したことへの後悔はない。

特にしげちゃんに関しては身体の厚みも想像以上に薄くてビックリした。

あんな薄い身体から人を捲き込んでいく力のある物凄いエネルギーが発散されているの凄すぎる。

 

いつも観ているWESTubeを会場限定でやってくれたのも嬉しかったなぁ~!!

会場が「わぁ! WESTubeだぁ!」って浮き足だった感じが伝わってきた。

私が見た内容は「制限時間内にかき氷器で雪だるまを作ろう!」だったんですけれど、最終的になんだか哀しい生き物を錬成したWESTにゲラゲラ笑ってしまった。

未だにあの雪だるまのビジュアルが脳裏に焼き付いている。

 

WESTubeで笑って和んだところで、会場に響いてきたのはバンドサウンド

「愛情至上主義」これもやってくれるとは思っていなかったナンバー。

ステージから発されるメンバーの熱気がとにかく凄くて、呑み込まれないようにこっちもいっぱい声出したな~!

 

この辺で私は持ってたうちわを再びかなぐり捨てた。

※)実はええじゃないか付近でも1回捨ててる。

 

うちわ持っている場合じゃねぇ! 邪魔だ!! ってなってペンラ振るのに全力投球しました。すんごく楽しかった~!

 

そっからメンバーがぎゅっと一塊になる「しあわせの花」

濵󠄀ちゃんがラジオでも触れていてくれてたんですけれど「しあわせよ この指とまれ」であきとくんとしげちゃんの指にとまるのがメンバーっていうの。しみじみとエモーショナルですよね……。

なにがエモーショナルさに拍車を掛けてるって本人たちも「エモいな」「照れくさいな」と思いつつも、毎回あのフリをやってくれるというところ!!

ぎゅっと一塊になって笑い合ってるWESTがだいすきすぎる。

10年後も20年後も30年後も40年後も、このライブで観た光景のように全員が指先にとまって笑っているグループであってくれたらいいなぁ~。

あとこの曲はあきとくんの声のパワフルさが生きますね。第一声、絶対にとちることが出来ないところをバチっと安定的に押さえてくるところが本当に凄い。

 

しあわせの花が終わると、周囲の人たちがスッと腕を上げ始めたんですよ。

ミリしらの状態で立っている私はここで「え?」と思うわけです。

まさかそのポージングって……。えっ、いやでもまさか。このパフォーマンスはさすがに見られないと思っていたのに。

 

ぞわぞわと私の背筋を這い上がってくる興奮を、脳天まで響き亘らせた決定的な一言がしげちゃんの口から発せられた訳です。

 

「みんな、分かってんな」

 

ジャニフェスの動画でこの曲をパフォーマンスするジャニーズWESTを観て「なんじゃこりゃあ」と宇宙創成ビッグバンばりの衝撃を受けてから半年。

私にとってはジャニーズWESTを知っていく切っ掛けとなった曲なので、やっぱりどうしてもこの曲は私にとっての「特別」で。

早半年、まだ半年。だからまさかこんなにも早いタイミングで生歌を聴けるだなんて夢にも思っていませんでした。

 

「証拠」

 

涙って落ちる時に本当にぼたぼたって音がするんですね。

未だにジャニフェスの動画を観ても、MVの動画を観ても、音源を聴いてもじんわりと涙ぐんでしまうような曲なので、生パフォーマンスの引力に抗うなんてどだい無理な話で。

 

なんかもう、いっそ徹底的に彼らに叩き潰されたような心地でした。

 

ひたすらやさしい曲なんですよね。凄くやさしくて力強くて、どんなときに聴いてもこちらの背中をちゃんと押してくれる曲。それを歌い熟すWESTの表情、声、視線、体温の高さ。

私の小さな私室の小さなスマホの画面の中に居た彼ら。

 

それが今、目の前のステージで歌ってくれている。

 

「感動」というありふれた言葉で要約してしまうのが非常に口惜しいですが、それ以上に適切な言葉が私の中で見つからないです。

今すぐに走り出してしまいたいような衝動と立ちすくんで一切動けなくなってしまうほどの震えと。そんな二律背反の感情が身体の中でぶつかってぐちゃぐちゃになってしまったせいで涙が止まらない。

崩れ落ちる寸前まで行きましたが、彼らを最後まできちんと目に焼き付けないと!! という最後の理性でなんとかどうにか次の曲まで生き残りました。えらかった。

 

そして最後は「POWER」

まさか表題曲を最後に持ってくるとは~!!

みんなが笑顔全開でリラックスした表情をしてはいるけれど、ビリビリと観客の肌を震わせるほどの熱量は相変わらず!

そしてやっぱり何と言ってもここでも歌唱力の安定感がすごい。

ここまでであからさまに「おや?」と違和感を覚える箇所が1個もなかったんですよ。

音源より生歌。そう言われるグループの真髄をいかんなく見せつけられました。

そんでもってこんな最終盤に来ても、最初と変わらない安定感とエネルギー量を一緒にぶつけてくる事が出来るの凄いです。崩れ知らず。

やはり伊達に10周年を目前に控えたグループではないな、と感じ入ってしまいます。

 

アンコールは「We are WEST!!!!!!!」「ムーンライト」「むちゃくちゃなフォーム」

We are WEST!!!!!!!はみんなでコーレス出来る楽しみがあり、ムーンライトでは一緒に跳ねることのできる楽しみがあり、むちゃくちゃなフォームでは一緒に歌うことのできる楽しみがある。

めちゃくちゃバランスが取れているアンコールですよねぇ。後から考えて「やっぱ練られんなぁ~!」って唸ってしまいました。

 

特に「むちゃくちゃなフォーム」ではしげちゃんと表情がまた何とも言えず良くって……。

観客だけで一節歌った箇所があったのですが、その時のしげちゃんの嬉しそうなんだけど照れくさそうでもあり、それでいてなんだか泣き出してしまいそうな顔で。

何千人という人に、自分の作った曲を歌って貰うって一体どういう気持ちになるんだろう。

そんな風に想いを馳せずには居られませんでした。

そんでもってしげちゃんを取り巻く周りのメンバーの表情もとっても良かったんだよなぁ~。誇らしそうで悦ばしそうで。

なんかWESTを観ていると、あの関係性って純粋に憧れますね。

大人になってしまうとあそこまでの関係性の「他人」というのは作るのも維持するのも中々に難しくなってしまうので。

ジャニーズWESTって「こういう人生であったならいいな」っていう人としての憧れを詰め込んだようなグループに私の目からは見えます。

 

 

そうして無事にライブ終了

 

終了したところで放心状態でした。

最後の挨拶で流星くんが何か凄く良いこと言ってくれてたような気がしたんですけど、もうなんか怒濤の激流で魂抜けちゃってるような状態だったんで「りゅうせいくんがしゃべってるー」っていう感覚しか残りませんでした。ごめん流星くん。

 

私が行った公演からは規制退場も撤廃されていたようで、椅子に座って一心地する余地もなくスタッフの方から「すみやかに出て下さい」と指示が入りました。

驚くほどにバッタバタで出たので、きっと忘れ物とかした人いっぱい居るだろうな~。

放心してましたがなんとか自分の荷物を掻き集めて外に出ました。

 

しかし外に出たところで前後不覚。

 

なんかもう一回で浴びた情報量が膨大すぎて、自分の中での処理が追っつかないんですよ。

こういうとき同行者がいれば相手とお喋りなりなんなりして、色んなことを発散させることが出来ると思うんですがいかんせんおひとりさま。

1人で黙々と歩くしか無い!!

 

そうして1人黙々と歩いた結果がこれです。

 

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ライブ直後に約1時間ウォーキングした女がここに居ます。(ちなみにこの日の歩数計は約3万歩でした。あほか)

美味しいもの宝庫な北海道で痩せて帰ってきました。消費カロリーが摂取カロリーを圧倒的に上回る。

 

先にも述べたように私は元が方向音痴なのですがその方向感覚が狂いに狂ってこのような事に

ここまで方向音痴が爆発したのはオーストリアで乗る電車間違えてうっかり国境越えそうになった時以来だな。

 

でもこうして身体を思いっきり動かした時間があったから、何とか自分の中でこのライブを噛み砕くことができたかなぁ~とも思います。

スムーズにホテルへ帰ってたら、堪えきれずに室内で1人発狂してた可能性ある。それくらいに供給された刺激が強かった。

 

北海道の夜道を泣きながら歩いて帰ったのも良い思い出になりました。

完全に不審者丸出しだったけど通報されなくてヨカッタ!!

 

 

色んな心配事があったのですが、終わってみれば1人参加でも全く問題は無かったです。

これから1人で行こうとしている方には全力で「大丈夫だよ!!」と言ってあげたい。

WESTの音楽を堪能できてめちゃくちゃ楽しかったし、良かったし、忘れられない経験と体験がいっぱいできました。

初めてのジャニーズのライブがジャニーズWESTで良かったな! そんな風に思えるライブツアーでした。

 

でもやっぱ、欲言えば、帰り道に感想を話し合える同好の友がいるのいいなァ!!!(大の字)

 

 

次のライブツアー参戦できる事になったら私、どんだけ歩くことになるんだろうか。

ひとまず次の参戦がサマソニとなるので体力と共に脚力も鍛え上げておこうと思っています。

レーニングがんばるぞー!!